2009年09月28日

劇場版 虫皇帝

「劇場版 虫皇帝」
を観ました。今日で公開終わったと思いますので、以下内容です。

まず、監督は 新堂冬樹さん。

堂々たるアッチぽい方で、
映画のド頭でも大々的に人物紹介がありますが、
見た目は、日サロと悪い汁で黒ずむ肌に、長めの金髪メッシュ、ミラーサングラス、サラリーマンじゃ着れないスーツ。

工業高校を中退、10代の頃から闇金融の世界で働き、
現在は闇金やホストなど、裏社会を舞台に人間の金に対するどす黒い欲望を描く作家さん。

芸能プロダクション社長もやってるらしく、
映画には自社のタレントらしき女の子が登場。
この娘ら…社長に食われとるのかな、って、まず、思ってしまいます。


ここが、この映画の大きなポイントの一つです。
普通の虫好きのオッサンが監督、をしているのではなく、
こんなにアッチ世界の方が、 虫 の映画を撮っているのです。


小学生の頃から虫が好きだった。
その想いに拍車がかかった。

「一番強い虫ってなんなの?」

いかに強靭なパワーを秘めた虫でも、そもそも砂漠など乾燥地帯のサソリと、高湿度の熱帯のクモが邂逅することはありえない。
これは、源義経と織田信長が戦えない、秦の始皇帝とジンギスカンの戦いがありえないのと似ている。
成長して、疑問はロマンに変わる。
一番強い虫はどの虫か。昆虫と毒蟲とではどちらが強いのか…。(パンフから要約)


金が有り余る今、このロマンを現実のものへ!!
…ってことなんでしょう。

絶対に出会うことのない、
コロンビアのカブトとアフリカ中西部のサソリを戦わせたり、
日本のタガメとタンザニアのスコーピオンを戦わせたり、

世界中の 虫VS毒蟲 を24戦もタレ流す!


舞台は東京、アクリルボックスの中のみ。
1対1の格闘技スタイルで、
昆虫 と 毒虫 をひたすら闘わせる。 
以上。

カメラは1台。
監督自ら実況してるし。
SEとか無いし、BGMもほとんど無いし。

対戦のフタに
ちょっとしたアオリ文句(2秒ぐらいで考えたっぽい適当具合)が付くのと、
勝敗が付いた時に映像が白黒になる、ぐらいが演出で、
あとは本当に戦ってるところだけ。


このシンプル加減だけど、衝撃は凄い。

前作のDVD版「虫皇帝」の映像も少し見たんだけど、
それは単にカブトとカブトが戦ってるようなやつで、石のリングから押し出された方が負け ってルールでした。
相撲的な、柔道的な、スポーツとしての闘い。

今回は、戦意喪失するか、戦闘不能になるまでが勝負。


ぱっと見は、毒蟲の方が圧倒的に強そうで、怖そうだったりするのですが、
そういうわけでもなかった。クワガタとかやばい。

デッカイタランチュラを挟み込んで、ブシューーーッッ!!! 
タランチュラの腹が裂けて体液噴射!!

グシャーーッ!!

ベチャー!!

パリパリッ!!

バキバキッ!!

カマキリの目がサソリのハサミで潰されたり、
マイマイカブリの腹の白い肉がチューチュー吸われたり、
サソリの体液が辺りに滴りまくったり、
クモの体がもみくちゃにされたり…

リアルな、体の壊れ行く音が響き渡り、
本物の体液が噴出し…

虫と蟲との殺し合い。


カブトムシとかサソリの体は完全に硬い殻に覆われていて、ハードウェア、筐体って感じ。
それに対してカマキリなんて、やわらかすぎて…ソフトウェアもいいとこ。ウィンドウズのメモ帳ぐらいな脆弱ぶり。

残酷。



でも、別に虫だしね、って感じで
映倫マークはデーン と出てました。
15歳以下でもOK。



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鴻池朋子さんの展覧会行きました。
すごかった!
posted by ちゆ at 03:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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