2004年06月06日

有島武郎「カインの末裔」

↓で、ドリがananの初キッス調査を持ってきた。
1位イチゴ、2位タバコ、3位レモン らしい。

2位タバコは分かる。
で、1・2位だが、
キスの直前にイチゴやレモンを食すのは困難なので、イチゴとレモンはラブのイメージということになる。
やたらと安直な回答。こりゃぁ、みんなテキトーに答えておる!イチゴとレモンて聞いても、なんもオモロくない。こんなananaにゃぁ定価350円も払えん。

で、ドリは刺身の味がしたらしい。チョットきもいけど、生生しくてよい。こういうのを聞きたいよねやっぱ。少数意見こそが聞きたいんだ。わかったかい、自分!(反省すること山の如し)


という感じでこんにちは。
有島武郎「カインの末裔」を読んだ。
昭和初期にできた美術館に飾られてる薄暗い風景画みたいな印象を受けた。絵の具が乗りまくって重たい、マチエールごつごつ、筆跡はくっきり。で、まず単純に、イチゴとかレモンとかの対極にある生活の描写に圧迫される。自然や世の中に対して抗えず、こうもままならないのが人間なのかと。そして人間とは何なのか。

“カイン”とは旧約聖書に出てくるアダムとイブの息子で、農業に従事しており、また世の中で初めて人殺しをした。本作の中にはカインだとか、聖書の世界はでてこない。しかしここでカイン末裔というタイトルが付いているところに、小説の中に神の視座を意識する。しかし神はすべてを語らない。この主人公をカインの末裔だとしているのか、人間が皆カインの末裔だとしているのか。

とりあえず、上手く自らを制御できない主人公から、人間のあり方のようなものを示唆しているようだった。

やたらと暗いけれど、なかなかおもしろいかもしれない。おもしろくないかもしれない。ミニモニじゃんけんぴょん!とか言ってられんくなる。


posted by ちゆ at 05:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 読んだもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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