2005年02月26日

若きサムライのために

今日は、一人でヒマだったので、ずっとテレビを見ながら、音楽ファイルを変換しながら、三島由紀夫の「若きサムライのために」という本をよんだ。
若きサムライのために
「作法とは」「勇気とは」「礼法について」「羞恥心について」などの精神講話をしてた。こういうのを中谷彰宏とかにされるとウザったく感じるけど、三島にされると、ついつい有り難く拝聴してしまう。

例えば信義について、っていう講話で、最近は約束の時間を守らない輩が多いけれども、
彼いわく、約束や信義は、社会の規約だから守らなければならない、というのではなく、実は快楽主義のために守らなければならないらしい。そしてどんな快楽も、信義の上に成り立つという考えらしい。
そういう風に、快楽のためにキチンとするって主義は、快楽を追求しきってるカンジはしなくて本末転倒のようだけれども、私は好きだ。
前に、アンタは楽するためならどんな苦労も厭わない子だね、って言われたことあるのと似てるかな。


そして、今はnoriの置いてった、パオロ・マッツァリーノとかいう誰だよ?って人の書いた「反社会学講座」という本を四ドル。
反社会学講座
まず社会学の問題点、ダメさを訴え、そこから社会学が扱うような問題への解決法や対処法を考えているんだけど、その提案がなかなか笑えてオモロイ。


あと、ワイドショーで、渡辺美奈代がタコスやミネストローネを作っていたので、マネして作った。タコスはタコライスにした。前、沖縄でタコライス食べた時は、わざわざ遠くまで行って頑張って食べたので非常に有り難い食べ物のように思っていたけれど、自分で作るとメチャクチャ簡単に出来ました。おいしかった。
渡辺美奈代(白金ーゼ)の息子(6才)は、期待した画どおり、高級ブランドの帽子をかぶり、ハワイアンジュエリーを付けてた。
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2005年01月25日

西城秀樹のおかげです

人類滅亡と13のコント集て(日テレ土曜夜1時50分〜)見たことある?ドラマとコントが混ざったよくわからん番組で西麻布ヒルズとか、微妙どころの芸人さんのネタがたくさん見れてオモロイです。菩薩みたいなのの役で及川奈央が出てるのもおいしめ。

お笑いライヴ 人類滅亡~27連発!狂気のコント集~コントのDVDも出るよ!

【以下、人類滅亡と〜ホームページより抜粋】---------------------------------
人類滅亡ーいうまでもなく、人間にとって最も深刻なテーマがこれだ。
我々は今、新たなる戦争の世紀を迎え、そのテーマを目前に迫った現実として認識しなおさなければならない。

人類滅亡ーいうまでもなく、人間にとって最も深刻なテーマがこれだ。
同時にこのテーマは虚構として最も人気のある題材でもある。
アルマゲドン、ディープインパクト、風の谷のナウシカ、AKIRA、猿の惑星シリーズ・・・
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そして今回わたくしが読んだのが「西城秀樹のおかげです」(森奈津子)です。短編集。
何が何だかタイトル圧勝なんだけど、モチーフはまさしく人類滅亡。

日本SF大賞ノミネート作品らしく、一応白背のハヤカワ文庫。

『ああ、そうだわ。やがてお姉さまとわたくしは、だれも見ていない白昼の廃墟で愛しあうようになるのだわ。甘い口づけを交わした二人は、たちまち二匹の性獣と化し、そして・・・。ああっ!また、わたくしとしたことが、乙女にあるまじき想像を・・・・・・!しかも『性獣』などという専門用語まで使って!』

でもベースはいわゆる、百合小説。
人類最後の生き残りは2人、やせっぽちで愛らしい15歳の女学生(?)ととある男。

SFで百合小説。両方とも人によってはとっつきづらい、特に百合小説なんて、って分野ですが、テンポが漫才みたいでオモロかったです。
あぁそうか、西城秀樹のおかげだったんだね!
西城秀樹のおかげです


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工房の火事で卒業制作が焼けてしまったという知人をお手伝いしに、武蔵野美術大学へ行ってきました。今日は2回目のお手伝い。随分進んでやっと展示できそうな気配がしてました。よかった。
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2004年11月17日

『第一阿房列車』

又、阿房列車を運転しようと思う。

バイオリンのレッスンを藤沢で受けているので、東海道線に乗った。
本日は内田百聞の『第一阿房列車』を読みながらの往来と洒落込んでみた。
いや別に洒落てないね。

第一阿房列車


用も無いのに列車に乗って、大阪へ行って帰ってくる、博多の方へ行って帰ってくる、青森行って帰ってくる。用が無いから、殆ど何もせずに帰ってくる。これを阿房列車(あほうれっしゃ)を運転するというらしい。
今日の私は用事があるので、阿房列車では無いな。

けっこうおもしろかった。
いいとしこいてキョンて鹿系動物を台湾から持ち帰ろうとする意味不明さとかのセンスがかわいらし。
でも、鉄道ファンじゃないからつまんないとこも多し。けど、あらゆることに理屈こねまくる百聞先生自体に会いたくなる。

そんな百聞先生、西の方へ行く時は「はと」に乗って、丁度辻堂とか通って東海道を行ったみたいなので、
そんなことを想像しながらの本日の電車通学は、
やっぱりちょっぴり通な心持ちで、一栄一落これ春秋で大変結構な味がした。(真似)

(聞=門構に月)
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2004年09月13日

檸檬婦人

キスて、何でするんだろうねぇ。
という話を妹としてた。
わけわからんよねぇ、と。

口と口をくっつけたり、べろをべろべろしたり、まぁいろいろするんだけども、一体あれは何なのかと。

キモチイイというのは確かにあるし、スキな人とならしたいと思うし、愛情表現が出来るというのは分かるんだけど、
文化なのか本能(欲の一部)なのかと。

日本では一般的にkissと外来語が浸透してるから、これは文化的なもので、ヨーロッパの文化をマネしてんのかと思いきや、日本でも接吻て言葉あるし。

妹が歴史の授業で見たビデオ(テキトーなソース)によると、古代のセックスではキスしてなかったよー! だそう。

なんでこんなことを話していたかと言うと、
うちの犬が、すぐに我々の口を舐めたがるから。口以外にも目とか、頬とか、鼻とか、耳とか手とか、いろいろ体の部位はあるのに、必ず口を狙ってくる。親戚の犬も口を狙ってくる。
どうも、口を舐めることで愛情表現をしているようなのだ。口の中にも舌がを入れてくるので、ちょっとキタナイ感じがしてイヤ。

犬がやるんだから本能なんだろうという、テキトーな結論で、結局会話は終了。
なーんも考えておらん。
あいかわらず、我らはバカ姉妹だなーと思った。
---


この前、康芳夫がプロデュースした団鬼六と沼正三のSM対談が、棚にあった何年も前の雑誌に載って、読み直した。

Mの男性は童貞が多く、沼先生は結婚して40年以上経つが、奥さんは処女妻なんだって。いろんな世界があるもんだ。

せっかくだから見聞を広げるために(ここ強調)、『檸檬婦人 (団鬼六)』を読んだ。ヒマな時間があったので。

梶井基次郎の檸檬爆弾から着想されたもので、檸檬がエロスの描写に使われてる。猥本という感じ。特に感想は無し。あんまりえろいとも思わなかった。彼の作品の中では、あんまり出来がよくないのだろう。『美少年』とか『花と蛇』とか、有名なやつを読めばよかった。

やっぱり、見聞は大して広まらなかった。
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2004年08月27日

火車

「みなさんに悲しいお知らせがあります。
今日、下着屋で計測してもらったら、ついに●カップになっていしまいました!これからみなさんと貧乳トークできないのを遺憾に思います。」

みたいな、メールが数日前届いた。貧乳だった知人の一人が、知らない内に2カップも成長したらしい。
しかも、上のメール、ひんにゅうそうな奴を厳選して一括送信してやがる!
ちきしょー、オイラのケータイにもシッカリ届いてるぜ。

ということで、今日のご飯にはなんとなく鶏肉を選んだり、豆を食べてみたり。送信主は23歳で成長したことになるので、まだ希望を捨てないでおこうと思った。

イヤでも、矯正下着してみたいなー。何十万もするらしー、
オー、そんなことしたら家計が火の車だーー

と無理矢理つなげたところで、

宮部みゆき「火車」を読んだ。
初宮部。ミステリーものって長そうだから避けてたけどおもろいねーどんどん読める。今日は電車の移動時間が長かったけど、これを読んでたおかげですぐ駅に着いた。これからは時々ミステリーも読んでみようかにゃー。

インテリちっくな人は“ミステリ”って短く言うよね。そのほうがかっこいいから次回からはそうやって書きます。今日はまだ初心者なので照れがあります。
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2004年08月23日

「少女たちの「かわいい」天皇」

今日は、母が同窓会だったので、父と飲みに行った。
父と一緒だと、同伴出勤だと思われそうで微妙。
そんな微妙具合を打ち消そうと、軍艦マーチ歌って、と唐突に言ってみたら、
「♪守るも攻めるも黒鉄(くろがね)の〜」とホントに歌い出し、
更にワケが分からないテーブルになってしまった。

---

大塚英志「少女たちの「かわいい」天皇」を読んだ。

実家には、“昭和の天皇”(全10巻)とか、“国宝”(全6巻)とか、皇室写真集とか、日本がどうのとか、そういう系の本がイッパイあり、それらは全て祖父が買い求めたもので、軍刀とかも大事に取ってあるし、お父さんもすぐに国が…とか先祖が…とか言うし、我が家はどちらかといえばそっちっぽい環境なのかな。
そいで、若いんで、やっぱ福田和也の本(軽いものばっかだけど)15冊以上は読んじゃってるし、でもそれは何か爽快だから読んでただけなんだけど、まぁ何となく安易にナショナリストとなりし乎!なんて調子。
しかし、天皇なんて実際知らんし、思い入れもないし、実際ナショナリストでも右派でも何でもないくせに、それっぽい立ち位置であるための根拠を探してみたりする。

そんなこんなな中、「少女たちの「かわいい」天皇」は、その辺が整理され、戦後ナショナリズムのゆくえに関する論考と“保守”論壇への批判が周到になされている。そして、大塚英志がそこに拘泥する辺りに、そこへの希望、みたいなものを見てるのではないかと思って、何故だか安心してしまう。それも何となくなんだけど。
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2004年08月22日

舞城王太郎「好き好き大好き超愛してる」

「好き好き大好き超愛してる」、おもしろい、読後に後味が残ってイヤ、いいのかも、えーと、不明。ハートハートハートU IハートU これは恋愛小説なのかなー?恋愛に関する小説ではある。もちろん恋愛小説なのですが、たまたま恋愛を選び取って考えてるって感じが。


“ふ、すすし”“ニヒニョウム”とか、わざわざな独自の擬音に情景があんまり浮かばないけど、“ズンモリズンモリ”てのは辻堂海岸を一生懸命歩いた時みたいでズンモリズンモリ歩いた時の辻堂海岸が恋しくなった。
本に使用されている紙の種類やフォントの種類も巻末にわざわざ載ってた。凝ってる。



ハート 黒ハート 失恋 ハートたち(複数ハート)
ドコモのケータイ絵文字にはハートが以上4種類あり、私はハートはほとんど使わないけれど、
使うなら[ ハートたち(複数ハート) ]これが一番好き。
二番目は[ ハート ]。[ 失恋 ]これは割れちゃってるし、
[ 黒ハート ]これはプックリし過ぎで好ましくない。



更に今日の日記、

実家はヒマかと思いきや、毎日出かけるのと妹の高いテンションに付き合うので、疲れて昼寝、ていうか夜寝してしまい、夜中は起きてる羽目に。

さっき午前4時頃、買ってきたラーメンを食べよう食べようと誘ってきた。ラーメンは太りそうだから、一人じゃ食べる勇気が無くて、私を道連れにしたら食べれるんだって。私の中でラーメンは太らなさそうな食べ物の内の一つなので、気にせず食べた。

また歯磨きしなきゃと言ったら、
「チユは(妹は私を呼び捨てにする。私はチャン付けで呼ぶ。)夜でも歯磨きするの?」 彼女はしないらしい。
「夜磨かなくて虫歯にならないなんて、リスペクトに値するね。」 と言ったら
「この前一度だけしゃべった、でしゃばりでブスな子が、弟六感をリスペクトする!第六感をリスペクトする!って6回くらい言って煩わしかった。」 という話を始めた。

彼女は文脈じゃなくて、単語の連想で話を続けるので、よく困惑する。もっと前の話を続けたいっていう思いがあるのに、たかだか単語の連想でさっきまでの会話を分断する性格が今の子っぽいって思った。今の子ってのが何かはわからんけど。

そいで、よくよく思い出してみると、私も日記やメールを書く時は単語レベルの連想でだらだら書いてるので、今の子っぽいのだ。今の子ってのが何かはわからんけど。アホとか、図々しいとか、そういうのなのかも。
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2004年08月17日

奥田英朗「イン・ザ・プール」

奥田英朗「イン・ザ・プール」、妹に借りて読んだ。おもれー。オイラは学生の割に、あんまり本を読まない、特に小説を読まないんだけれどもたまにはええね。
主演が松尾スズキで映画作ってるそうなので、楽しみですな。(監督:三木聡)

でもこれ、テレビの連ドラでやって欲しかった。1話完結の連ドラ。映画だと2時間だから展開早くなるし。

せっかくだから「空中ブランコ」も明日読もう。


そいで、プール繋がりでプール!プール!
プール行きたいね。
もちろんチャラチャラしたプールじゃなくて、競泳用プール。

私、以前友達とグアムに行き、
久しぶりに泳げる!と思って、水着こそビキニだったけど、水泳帽とゴーグルをキッチリ着用し、グアムの海でクロール・バタフライと泳ぎまくった。そしたら、友人どもはキレてきた。皆はビーチバレーする中、単独行動してたから。
また、他のリゾート客が私を笑いものにしてたらしい。この人、グアムで何で本気なの!って。ボクちゃんは本気(マジ)で泳ぎ過ぎてたから、笑われてることに全く気付かなかった。しかれども、次の日も泳いだ。

だって、わたくしは泳ぐのがダイスキなんです!

だから、今、出来ればスパルタ系の水泳教室行きたい。そう、あの時みたいに。

私、3歳からスパルタ水泳教室に通って頑張ってたんですよ。学年では一番の速さで、母親が勘違いしてオリンピックを目指す選手コースに入れようとしてたくらい。父親が猛反対して止めになったけど。あの時は、私が一番活躍してた時代かもしれない。北島が金メダル取ってる映像見て、ママがまた「あの時チーちゃんが選手コース入ってたら・・・」って話をした。

練習中は辛くて、何回も時計を見てた。
でも、なんだかあの頃の私がうらやましいや。頑張るのってキモチイイよね。しかも、泳ぐのってキモチィよね。またキモチくなりたいなぁ。叱られながらヤミクモに練習して、ある日スッゴイ上達してるのって結構好きかも。オイラがmだからかな?

世の中には、大人のスパルタ水泳教室って無いよねぇ。プロ用じゃなくて、素人用で。
今、バイオリン習ってるけど、まぁボチボチやりましょうって感じで先生は優しいし。
大人は仕事してて練習時間も取れないから、スパルタにされると困るかもしれないけど、中には息抜きじゃない習い事があってもいいよね。めっちゃ本気のお稽古。殴られたりするの。無理かなー。

最近のオイラはヒマなので、何か頑張れることを求めているんでしょうな。水泳以降、頑張るの避けて生きてきたし。
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2004年07月23日

大塚英志「「彼女たち」の連合赤軍」

noriとテレビを見ていて、ちょこっと流れた曲をもう一回聴きたいねーということになり、TSUTAYAへ行った。

でもその曲のタイトルも歌手名も何もかも不明。
英語の歌で、歌詞とメロディーの一部と、女の歌手ということしかわからんかった。

で、テキトーにこれっぽくない?
といって借りたら、本当にソレだった!

流行ってるから平積みしてた訳じゃなくて、棚から発掘したんスよ。10年くらい昔の曲だったし。

コウフンして、ちょっとした祭りでした。

人間というのはスゴイです。

何かが刷り込まれていたのかな?
イメトレとかみたいな世界といっしょだったのかな?
2人ともギャンブラーな性質があるので、普段の生活の中でもイメトレしてて、その成果がこういうところに表われるのかもしれません。

この前 山手線で、ファミコン(プレステかな?)のコントローラーを持って、[Bボタン]もしくは[□ボタン]を連打しまくっている人がいた。空気のコントローラで。
そん時はただのやヴぁい人だと思ったけど、
こういうイメトレも、きっと役に立つんでしょうね。
れっきとした訓練を小バカにして申し訳なかったです。


で、
大塚英志「「彼女たち」の連合赤軍」
を読みました。続きを読む
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2004年07月10日

暑中お見舞い申し上げます。

こんにちわんこ。
あついですね。

暑中お見舞い申し上げます。

暑中おみまい申し上げます。
「夏の憂鬱さをお届けできるような暑中見舞い」がテーマです。

今日もバイトが暇すぎた。

なので、一緒にバイトをやってる子と
暑中見舞いポイ絵を描き、
好きなタイプ男性その1、その2、の絵を描き、
ドラえもんの切り絵を作り、あとは曽我さんのテレビを見たり、本を読んだりして時間をやり過ごしました。


曽我さんのキスはくらいつくようなむさぼり具合で
どっきりしましたね。情熱的な女性です。続きを読む
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2004年07月03日

松浦寿輝「表象と倒錯 エティエンヌ=ジュール・マレー」

修理の待ち時間に、置いてあった雑誌

「愛魚情報誌 フィッシュマガジン 1995年8月号」

を見ていたら、アロアナの“採仔風景”特集があった。
採仔て何だー?
と思ったけど、

とりあえずせっかくなので、簡単に描き写してきた。

アロアナ2

口に小魚がいっぱい入ってます。そいで、口からどんどん出てきます。
小魚は身重(みおも)、ではなくて、腹にイクラがくっついてます。
イクラを烈しくしたイクラ。いかにも栄養タップリ。


アロアナ1

まぁ 雑誌を見りゃわかるんだけど、
(↑の絵、何描いてあるのかわからんね…。)
口で子どもを育てておる。
間違えて食べちゃったりしないのかな。
あっ、アカチャンたべてもた!て。


「採仔の風景」
―このくらいまで成長した稚魚は、主体性を持って遊泳できるので、安全な親魚の口腔周辺から離れようとしない。―


こんな小っさい魚が口からどんどん出てくる瞬間、生で見る機会はあまりないし、またこの出てくる瞬間―魚が散らばる不思議な運動の瞬間は、瞬間であるから肉眼でその構図をきっちりとは捉えられない。そういう様子って、どうなっているか確かに気になるし、捉えられないからこそ捉えたくなる魅力がある。捉えられないそれを、切り取って、保存したいとも思う。


そんなこんなで
「表象と倒錯」を読みました。
表象と倒錯

リュミエール兄弟が映画(シネマトグラフィー)の祖なんだよ、イヤ正確には違うんだよ…というおしゃべりにおいて、
口端に上るかか上らないかの存在であるエティエンヌ=ジュール・マレー。彼はシネマとグラフィーに対して、クロノフォトグラフィーを発明した。
それは、動物(特に馬のギャロップ、そして鳥の飛翔)の運動の様子を、正確に記録しようとしたもの。結局それ以上でもそれ以下でもない。
確かに、ギャロップする足4本の関係性、飛翔の際の羽根の運動具合…は、スピードが早すぎて肉眼で捉えることは非常に困難だ。馬の走行する様子を絵を描こうも、その足をどう描いてよいのかと途方にくれるのはわかる。それを、あくまでも科学の見地から正確に写し取ろうと、いや移し取ろうとしたマレー。
循環系の生理学者でありながら、彼の興味は動物の皮下組織の構成に向かうことなく、あくまでもその表面、空気と血肉との境界の様子を正確に捉えることにだけ躍起になったマレー。

科学が余りにも彼を追い越し過ぎ、彼の業績自体は茶番にも映ってしまう現在、
しかし猶、彼の残した実験結果、成果物は人を引きつけてやまない。それはやはり、写真自体の審美性、芸術の領域に組み込むという勝手な視座を避けることはできない(この点は著者の主張に反するが)し、そしてここで論じられている“倒錯”の、落ち着き場の無さ が突きつける何かが気になって仕方がない。

一つ言えるのは、ここで導かれた“表象”と“倒錯”についての論考は、単なる一人の男のほとんど恣意的とも言える欲望がもたらしたということ。そしてこの“表象”の問題に対して、一生を費やせるだけの自信、思い込み、情熱には、こころから敬服する。アロアナ万歳。
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2004年06月26日

大塚英志「「おたく」の精神史 1980年代論」


80年代、私はまだ生まれたて。


我々世代以降ってのは、80年代をイマイチ知らない分、そこに未来を見てしまう傾向がある気がします。中・高校生の時の感覚ってのが、自分もいわゆる新人類の文脈上にあったらオモロイのにとか思ってたりしてて。アフォだったからさ。今もアフォだし。

高校生の時、絵の先生(当時30代)に、
「80年代がリアルタイムだったって、いいなー」 って言ったら
「そんないいもんじゃなかったよ。」 って。
続きを読む
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2004年06月22日

林家たい平・春風亭昇太 「楽しんだ者(もん)勝ち」

昨日お父さんと電話してたら「昨日、何の日だったか知ってる〜?」って。「キョちゃん(妹)は、カルフォルニアのCDくれたんだよ。」

私は毎年なんにもしないのに、今年に限ってわざわざ御催促いただきました。笑ってごまかした。

いつも心から感謝してるんだけど、お父さんには何あげたらいいのか全くわからん。

無趣味、おしゃれ心も全く無し、豆腐ばかり食べるような偏食ぶりだし。買い物も嫌い。時々買う物があっても、なぜそれが彼の心をキャッチしたのかよくわからん。

最近では通販の軍歌CDセットを買ったらしい。

軍歌ね。

私が幼稚園の頃よく歌った歌は↓。

♪旅順開城約成りてー敵の将軍ステッセルー
乃木大将と会見のー所は何処出師営ー♪

歌ってたってことは、知らない間に教え込まれてたってことだ。
これはお父さんじゃなくて、おばあちゃんに教えられたんだけどね。

おばあちゃんは色んな歌とかお話を教えてくれた。
般若心経とかね。
オバアチャンが創作した歌とかね。
♪デブチャンの宙返り やり損なって ぶち落ちて
 水一升飲んで おケツはラッパ おなかは太鼓
 プカプカ ドンドン プカ ドンドン♪


今日は
林家たい平・春風亭昇太 「楽しんだ者(もん)勝ち」
を読みました。サイゾーに連載してたやつなのでほとんど読んだことあったけどたい平さんのファンなのでとりあえずもっかい読んだ。
ワールドカップ等サッカーの国際試合で使われるホイッスルメーカーの社長さんとか東京唯一の蔵元の社長さんとか、こだわりのもの作りをしてきた方々のインタビュー集。

社長達の生き様が生き生きと!ってのも伝わってくるけど、芸者が云々とかの話が多くてオモロイ。
みなさん自信があって、いいもんだす。
私のおばあちゃんを思い出しました。
彼女も、常に自信に満ちてて、厳しくて、マージャン強くてカッコよかった。
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2004年06月06日

有島武郎「カインの末裔」

↓で、ドリがananの初キッス調査を持ってきた。
1位イチゴ、2位タバコ、3位レモン らしい。

2位タバコは分かる。
で、1・2位だが、
キスの直前にイチゴやレモンを食すのは困難なので、イチゴとレモンはラブのイメージということになる。
やたらと安直な回答。こりゃぁ、みんなテキトーに答えておる!イチゴとレモンて聞いても、なんもオモロくない。こんなananaにゃぁ定価350円も払えん。

で、ドリは刺身の味がしたらしい。チョットきもいけど、生生しくてよい。こういうのを聞きたいよねやっぱ。少数意見こそが聞きたいんだ。わかったかい、自分!(反省すること山の如し)


という感じでこんにちは。
有島武郎「カインの末裔」を読んだ。
昭和初期にできた美術館に飾られてる薄暗い風景画みたいな印象を受けた。絵の具が乗りまくって重たい、マチエールごつごつ、筆跡はくっきり。続きを読む
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2004年05月29日

泉鏡花「高野聖」

を読んだ。
怪奇現象って、さすがに河童とかのっぺらぼうとかは信じないけど、
↓に書いたマージャン部屋に夜1人で入るのは怖かった。
明らかにお化けいそうだった。
廊下にもでっかいキジのはく製があって、その前を通るのも怖かった。
キジの鋭い目が襲ってきそうだった。

しかし、今思えば なんちゅー家だ。
会った事ないけど、おじいちゃんは相当ヘンでオモロくて、ビミョウなお買い物が大好きだったらしい。。

おばあちゃんも変わってて、彼女は“とらやの羊羹”が大好き過ぎて、金庫の中に何十本もしまってた。
結局、賞味期限切れるまでしまっとくの。
これホント。
あと、お気に入り?のブランデーと鮭の缶詰(私食べた事ない)も大量にしまってあった。
でかい金庫だったなー。
あと、
おばあちゃんは魔法が使えた。両手を忍者みたいに組んで「ニンッ!」と唱えるとガムが出てきた。
いつのことだったか、ロッテブルーベリーガムとグリーンガムは常に箱買いされてるのを見つけ、種を明かしてしまった。


こんなに名古屋っポい、
おじいちゃんとおばあちゃんが大好きです。
カナリ誇りに思ってます。

あっ、もしかしたらウチだけの特徴であって、名古屋と関係ないかも?
おじいちゃんもおばあちゃんもいなくて、家は建て直され、素敵グッズもほとんど処分されてしまった今の我家はツマランだす。
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2004年05月23日

夏目漱石「門」

今日の昼は女子アナのタマゴロウと交流、夜は飲み会。
イベントや学校関係の作業がイパイあっても
睡眠時間を1日2時間に超短縮して飲み会へ馳せ参じ。
前はこういう頑張りを見せる子じゃなかった。

会社の人事様から電話かかってきたときの第一声が「あっ、今飲み会?」
違う。
会話の締めが「じゃあ、飲みすぎないように〜」
違う。
ほんとはそういうキャラじゃないのに。

自分が思う自分と人が思う自分にずれを感じておる今日この頃ではあります、いかがお過ごしでしょうか。

移動時間に漱石の「門」を読んだ。これ暗いーー。

柄谷行人がなるほどという解説をしていて、それは「門」は人間の“関係”そのものを描いたという意味で重要だとしている。
女の神経を病ませるものは、自身の背徳行為に対するものであり、
男の神経を病ませるものは、関係への背徳行為に対するものだということ。(女と男は小説の中での)
そして、恋愛に対しても第三者が存在してこそ恋愛対象を情熱的に欲すると。

よくもまあこんなに悩めるなーと、あんま悩まないテキトーな私は関心。でも些細なことや些細な関係に鈍感になっていくのって怖い。
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2004年05月12日

雲の上のキスケさん

鴨居まさね「雲の上のキスケさん」読んだ。オススメされ。
しかし水が合わず。まぁこういうこともある。

主人公は右Fカップ左Eカップの30代女性。営業成績トップのバリバリキャリアウーマンかと思いきや、気づいたら仕事出来ない系キャラに変わっててた。Fカップというインパクトの強い設定なのに、それもほとんど生かされてない気が。。マンガなんだからもっとキャラをしっかり確立すればいいのに妙に不安定。そこがいいのかにゃー?不明。
恋愛相手は特異体質のマンガ家。マンガはおもろいという設定らしいが、おもろさが分からず。ストーリーの中でやたらみんなが爆笑してるんだけど、その爆笑にもついていけなくてサミチイ気分に。

そいで、
30代だけど、随分ピュアでベタベタの恋愛してます。

このピュアさはまるで アレ、
夏の日の1993。(バーイclass。)

あの歌キモイ。

まるで別人のプロポーション、アア、水際のエンジェル
君は初めて 僕の目に見せた その素肌 そのセクシー

1993 恋をした オオ 君に夢中 普通の女と思っていたけど
LOVE 人違い オオ そうじゃないよ いきなり恋してしまったよ
夏の日の君に


この男キモイ。水着見たくらいでいきなり恋すんなよ!きっと童貞
ちょっとコウフン&恋するだけで、サカる気配ナシ。ここまでエロレベルが低いと安心ではありますが。


マンガの方は、私がもうちょっと大人にならないと理解できないのかもね。


今日は牛乳カルシウム効果もむなしく、こんな朝4時過ぎまでケンカしてもうた・・・。反省。
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2004年05月08日

北原白秋「邪宗門」

体育の自律訓練法に出たら、久しぶりな人に会った。そして久しぶりに、1週間ぶりくらいに料理をして、久しぶりに棚の整理と掃除をしたら鼻毛が伸びた気がした。確かめたら短いままで安心。
久しぶりはむずむずするのですね。


今日のオグマン近代史の授業のテーマは「国語」。近代国家とともに生まれた「国語」の背景(身分・地方で違っていた言語について、教育環境の観点から言文一致について)の解説がありました。

言文一致というのは近代文学の胎動においても大きな事柄ですが、もう一つ大きな事柄として、文学の意義自体の移行、実際の現象としては象徴主義への移行が挙げられます。

「文学」の価値はもっぱらその現実的効用において測るのだという山路愛山を敵役としていたのが北村透谷ですが、透谷が近代文学の萌芽、純文学の理念を必死に掲げようとしていたことから、この時代に“文章を記す”という行為は、ほとんどが現実的効用としての価値しか見出されていなかったのでしょう。
また、作家が提示したものは 額面通り提示されたまま受け取るものであり、見る者がそのイメージを再構築するという在り方をもたらしたのは上田敏「海潮音」以降らしいです。

「雰囲気から言葉を感じてくれると、嬉しいです。」(YAIKO)
「見る人が何かを感じてくれるとうれしい。」(奥菜 恵)

こういうセリフは今じゃ普通だけど、“自由に感じて”なんて発想が日本にやってきたのは随分と最近のことだったんですね。


で、北原白秋詩集を読みました。たまにはね。

「詩の生命は暗示にして単なる事象の説明には非ず。」
「邪宗門」冒頭より。

色音光匂い、それぞれの鮮烈さが目に浮かびますが、ひとつの完成された絵画的イメージを明確に結びません。用いられる強い印象の単語は並べ替え可能でありそうで、しかしここでうすぼんやりとした像を結ぶためには欠かせないものばかりです。雑雑とした塊のような字面、やわらかな音。滑らかなハーモニーを奏でるのではなく、引っかき傷を残すような強さで、けれども透明なメロディを構成している印象を受けました。

↑なんだかテキトウな感想や…。
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2004年03月13日

ぼくたちは何だかすべて忘れてしまうね

岡崎京子の新作「ぼくたちは何だかすべて忘れてしまうね」
を読みました。やっぱ書き下ろしではなかったけど、ああやっと何かが出版されて 待っていたんだよ、という人は多いと思います。

岡崎京子に対する思い入れがやたらと強い人て多いよね。それはもちろん作品あってこそだけれど、彼女の事故というのが普通の人はどんな程度のものなのかよくわからなくて謎で
それ自体がちょっとした物語化しているかのような。て、そんなことないか。

そしてこれはとてもすごい作品。

どうでもいいことだけれど、文学賞とかにノミネートされそう。また、出版業界がそういうことをしたがりそう。
書き下ろしじゃないから無理か。


あと、今日は
「のだめカンタービレ」8巻の発売日でしたので読みました。のだめオモロイ。でも8巻はちょっとオモロイとこが少ない。
わたくしは
死ぬまでに、絶対にバイオリンを弾けるようになるぞ!という目標を半年くらい前から持っております。9月からロングバケーションに入るので、その時に始めます。
posted by ちゆ at 01:53| Comment(0) | TrackBack(1) | 読んだもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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